こんなときのにほんご.24

第24回目は「好きです」と「好きなんです」の違いについて紹介しました。

文字だけを見ると、「好き」と「です」の間に「なん」が入っているかいないかの違いですが、日本語を母国語とする人たちから見ると、ちょっとしたニュアンスの違いが感じられる発言なんです。

なんか違うんだなぁ〜ってニュアンスを感じてもらえたら嬉しいです。


こんなときのにほんご.24「好きです」と「好きなんです」の違い

(202/09/20 配信全文)


Hello Everyone! I’m Megumi. Are you doing well?

This Podcast tells you “how should you say this situation in Japanese?”and “What does Japanese word mean?”

Let’s keep studying Japanese with me.

こんにちは。めぐみです。調子はどうですか?

この配信では「こんな時日本語ではなんていうの?」「この日本語の意味は何?」といった疑問に答えています。なるべく簡単なフレーズで、自然な日本語で伝えるようにしていますので、引き続き勉強を頑張っていきましょう!

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第24回目は「好きです」と「好きなんです」の違いについて紹介します。

文字だけを見ると、「好き」と「です」の間に「なん」が入っているかいないかの違いですよね。

でも、日本語を母国語とする人たちから見ると、ちょっとしたニュアンスの違いが感じられる発言なんです。

今日の話は、覚えるというよりも、へ~そうなんだ!と聞いてもらえたらな、と思います!

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わかりやすいように結論から言ってしまいますが、「~のです」と言う表現は、状況や事情を説明するときに使うことが多い形です。

「説明」なので、必ずこれにはなにか「前提」となるものが必要となってきます。

ただし、その前提は、文章や会話の中に出てくることも、出てこないこともあるんです。

例えば

「それ、好きです!」と言うとき、「私はそれが好きだ」と述べているだけ。

これが

「それ、好きなんですよ!」となってくると、誰かが「それ」に対する情報を事前に言っている場合が多いです。

その言葉に対して、「私も」それが好きだ、と返している、こいうシチュエーションが考えられます。

発言している者の「思い」(私も好きなの!嬉しいわ、など)が、前提に含まれてくるので、突然「なんですよ~!」と言われると、日本語を母国語として話す人たちは、「ん・・・それがどうした?」となる場合があるんです。

決して悪い意味で思うわけではないんですが、その裏にある言葉を読み取ろうとしてしまうんですよね〜!

これは、疑問文でも同じです。「〜ですか?」と聞く形ですね。

例えば

(1)もう作文は書きましたか?

(2)もう作文を書いたんですか?

この二つを比べると、

(1)は、作文を書いたかどうか、という事実を客観的に聞くだけです。

ただし

(2)になると、「もう書いたのか!早いなあ!」という思いを裏に含んでいる場合があるんです。

つまり、この場合も「~んです」と言う言葉は、ある<前提>があり、それを見たり、聞いたりした結果、話している人の心の中に「こう言う気持ちを話したい!」という思いが生まれたときに使われているんだ、ということができます。

おそらく、話しをしている日本人、日本語を話す人はあんまり気にして使っていないです。ただ、その裏にはこんな意味が含まれている、と思うと、興味深いですよね。なるほどな、と思っていただけたら嬉しいです。

それでは、今回の配信はここまでとします!

That’s all for today.If you have any comments,please post it on my blog.

See you next time! bye!

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