こんなときのにほんご.28

第28回目は「時間感覚」の表現をお話ししました。

日本語には、たくさん「時間に関連する言葉」があります。

・「ちょっと」・「少々」・「後で」・「後ほど」・「また今度」・「近いうちに」などなど・・・。

時間だけに使うものもあれば、それ以外に使えるものもありますが、どの程度の感覚なのでしょうか。


こんなときのにほんご.28 「ちょっと」ってどのくらい?

(2020/10/19 日 配信全文)


Hello Everyone! I’m Megumi. How’s going? I feel like I’m getting a cold...

This Podcast tells you “how should you say this situation in Japanese?”and “What does Japanese word mean?”

Let’s keep studying Japanese with me.

こんにちは。めぐみです。皆さんいかがお過ごしですか?私は少し風邪気味です…

この配信では「こんな時日本語ではなんていうの?」「この日本語の意味は何?」といった疑問に答えています。なるべく簡単なフレーズで、自然な日本語で伝えるようにしていますので、引き続き一緒に勉強を頑張っていきましょう!

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第28回目は「時間感覚」の表現です。

日本語には、たくさん「時間に関連する言葉」があります。

例えば

・「ちょっと」待ってください

・「少々」こちらでお待ちください

・「後で」行きます

・「後ほど」お持ちいたします

・「また今度」ね

・「近いうちに」一杯飲みませんか

などです。

こうして少しみただけでも、日本語には時間の曖昧表現が数え切れないほど存在していることが分かりますよね。

昔の調査とはなりますが、1900年代半ばには「5分遅れは軽い謝罪、15分遅れは礼を尽くして謝罪、それ以上の遅れは相手への侮辱」という捉え方をされる…といった結果が出るほどに、時間の乱れは人間関係に影響を及ぼします。

ただし時間感覚というものは、生まれた環境、育ってきた文化等にとても影響されて形成されますので、日本の時間感覚に慣れるという意味でも、時間に関連する語句には親しんでおく必要があるかと思います。

今回は簡単に、先ほどの例を見てみましょう。

・「ちょっと」待っていてください

・「少々」こちらでお待ちください

この「ちょっと」と「少々」の時間感覚、これは同じようなものになります。ですが、「ちょっと」は内輪(家族、友達、同僚など)で利用するに留めて、あまり親しくない人物に使う場合は「少々」を使うと良いでしょう。

時間は、長くて5分以内と思う方が無難です。

次に

・「後で」行きます

・「後ほど」お持ちいたします

これも「後で」は内輪の人に対して使うのに対し、「後ほど」はあまり親しくない人に対して使うという違いはあるものの、時間的には同じ感覚です。

ちょっとや少々よりは時間が長くかかることが予想されますが、概ね5〜10分以内というところでしょうか。

対して

・「また今度」ね

の「今度」というのは「次があること」を示す言葉ではありますが、あまり「次」に期待をしない方がいいです。時期を明確にしないことで遠回しにお誘いを断っている可能性が高い言い回しになります。

また

・「近いうちに」一杯飲みませんか

この「近いうちに」という言葉は、人によって感覚が異なるので説明が難しいのですが、少なくとも1ヶ月以内の想定で発言されるものと思います。

OKの返事であれば、「また連絡するね」や「いつにする?」等の声をかけるとよいでしょう。

そのほかにも「すぐ」や「今から」など色々な言い方がありますが、全てに共通していることは、同じ日に同じ場所にいても、相手の「時」の感じ方は異なっている可能性がある、と認識しなければならないということです。

重要な約束であればあるほど、きちんと確認することですれ違いが減り、良い関係が築けるかなと思います。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

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それでは、第28回目の配信はここまでとします!

That’s all for today.If you have any comments,please post it on my blog.

and look after yourself. See you next time! bye!

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