こんなときのにほんご.53

第53回目は「そうじゃない」という表現を見てみました。 

この表現は、簡単にいうと、いわゆる反語…英語で言う「Why dont’t you〜?」という表現になります。ただ、アクセントや前後の文章によって、肯定文として使われる場合もあり、少しだけ厄介な表現です。 

とはいえ、ある程度の規則はあるので、それを説明しました。




こんなときのにほんご.53「そうじゃない」について 

(2021/4/17 日 配信全文)

Hello Everyone! I’m Megumi. How’s going? 

It’s gets still cold, then hot,so the changes of season really throw us for a loop. 

This Podcast tells you “how should you say this situation in Japanese?”and “What does Japanese word mean?” Let’s keep studying Japanese with me. 

こんにちは。めぐみです。いかがお過ごしですか? 

まだまだ寒かったり暑かったりする日が続いていますね。体調がおかしくなりそう。

皆さんは大丈夫ですか? 

この配信では「こんな時日本語ではなんていうの?」「この日本語の意味は何?」といった疑問に答えています。なるべく簡単なフレーズで、自然な日本語で伝えるようにしていますので、引き続き一緒に勉強を頑張っていきましょう! 

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第53回目は「そうじゃない」という表現を見てみましょう。 

この表現は、簡単にいうと、いわゆる反語…英語で言う「Why dont’t you〜?」という表現になります。ただ、アクセントや前後の文章によっては、ただの肯定文として使われる場合もあり、少しだけ厄介な表現です。 

ある程度の規則はあるので、それを説明してみます。 


 まず前提として、「ない」を省いた形である「そうじゃん」は肯定文、「そうじゃね?」は肯定して欲しいときに使う疑問文でほぼ100%あってます。 


 次に今回の本題である「そうじゃない」について。 

これは否定文の時もあるので注意が必要です。 

話すときはわかりやすいんですが、否定文のニュアンスの場合は、アクセントが「な」に来るので目安としてください。 

ただもちろん、文章だと全く同じ形なので、文脈から読み取るしかありません。

大変難しいと思うのですが、難しいと言っているだけでは意味がありません。

なので、説明ができない文章は都度確認するとして、このPodcastでは、アクセントに重きを置いて説明してみます。 


 例文は「猫じゃない」です。 

1つ目。特にアクセントを置かない言い方。 「猫じゃない?」 

これは肯定文となり、「あれは猫だ」という意味です 


2つ目。「な」の部分を一番高い音にする。 「猫じゃない」  

こういうと否定文となります。 意味は「あれは猫ではありません」です。 


 そして、3つ目。疑問文風の読み方で、最後を一番高い音にします。 「猫じゃない?」 

これは、「きっとそうだろう」の意味で使う【弱い反語】になります。 

「たぶんあれは猫だと思う」「猫じゃないのかなぁ」「いや、猫のはずだ。」などの意味になります。 


 少し読み方を変えるだけで、この通り3つの意味に捉えられる不思議な言葉。「〜じゃない?」。

面白いでしょう? 

ちなみにこの表現、「きっとそのはずだ」の意味の「〜ではないか」という言葉ががどんどん短くされた結果「〜じゃない」とか「〜じゃん」という表現になったんだ言われています。 

SNSでもそうですが、今も昔も変わらず、なんでも短く発言できるように変化していくものなんですね。 

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それでは、第53回目の配信はここまでとします! 

That’s all for today.If you have any comments,please post it on my blog. See you next time! bye!

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