こんなときのにほんご.58
“取り急ぎ”というのは、“とりあえず、急いで”という意味を持った言葉です。
英語だと、"by the way"との表現に当たります。日本語でも使うタイミングは同じなのですが、BTWといったように略すということがあるのでしょうか?
こんなときのにほんご.58「取り急ぎ」の意味は? (2021/5/22 配信全文)
Hello Everyone! I’m Megumi. How are you doing?
I’m great!! Because my favorite artist’s new song is out!!
This Podcast tells you “how should you say this situation in Japanese?”and “What does Japanese word mean?” Let’s keep studying Japanese with me.
こんにちは。めぐみです。みなさまいかがお過ごしですか?
私は大好きなアイドルの新曲が出たのでとても元気です!
この配信では「こんな時日本語ではなんていうの?」「この日本語の意味は何?」といった疑問に答えています。なるべく簡単なフレーズで、自然な日本語で伝えるようにしていますので、一緒に勉強を頑張っていきましょう!
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第58回目は「取り急ぎ」という表現をみていきます。
“取り急ぎ”というのは、“とりあえず、急いで”という意味を持った言葉です。
英語だと、"by the way"と表現するものです。海外では、これを略して"BTW"と書くことも、ビジネスメールであってもよく使われる印象がありますが、どうでしょうか。
日本語では、この一言の中に「本当はきちんとお礼を述べたり、あらためて決定事項をご連絡するべきところを、一旦は至急の要件だけで失礼いたします」という気持ちが込められていて、特にビジネスメールで活用します。
「丁寧な気持ち」、「連絡ができないことに対する申し訳ない気持ち」、「至急の連絡はきちんと済ませたことの確認」などの意味をすべて含む、使い勝手の良い言葉なのですが、稀に、目上の人に使うには失礼だ、と言われたりします。
ですが、実際のところはそんなことはなく、「取り急ぎ」という言葉自体を使うことは、全く失礼ではありません!
ただ、それを使う文章に問題があると若干心配になってきます。
英語でも他の言語でもそうだと思うのですが、省略されずに書かれた文章は基本的に「固くて」「礼儀正しい」文章だと思われがちですよね。
この「取り急ぎ」もそうで、「取り急ぎご連絡まで」だけで済ませたいところを「取り急ぎのご連絡で失礼致します」まで書くことで、礼儀正しい文章となります。 覚えておくと良いかもしれません。
また、「取り急ぎ」の言い換え表現例としては、少し口語的になりますが、
・一旦、書類のみ送付致します。
・まずは、ご報告のみで失礼致します。
などがありますので、ついでに覚えておくと良いかもしれません。
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それでは、第58回目の配信はここまでとします!
That’s all for today.If you have any comments,please post it on my blog. See you next time! bye!
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