こんなときのにほんご.73

「わざわざ」という言葉を聞いたことはありますか?

この「わざわざ」には二つの意味があります。今日はこの言葉をチェックしてみましょう!



こんなときのにほんご.73 わざわざありがとう! 

(2021/9/12配信)

Hello Everyone! I’m Megumi. How are you going? 

This Podcast tells you “how should you say this situation in Japanese?”and “What does Japanese word mean?” Let’s keep studying Japanese with me. 

こんにちは。めぐみです。みなさまいかがお過ごしですか? 

この配信では「こんな時日本語ではなんていうの?」「この日本語の意味は何?」といった疑問に答えています。なるべく簡単なフレーズで、自然な日本語で伝えるようにしていますので、一緒に勉強を頑張っていきましょう! 

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第73回目は、わざわざと言う言葉について考えてみます。 


 「わざわざ」には二つの意味があります。まずはそれを確認してみましょう! 


 1 他のことの「ついで」ではなく、そのためだけに行う様子。特別に。  

  例「わざわざ電話してくれてありがとう」 


2 しなくてもよいことを特別にする様子。故意に。わざと。  

  例「わざわざ忠告なんてしなくていいのに」 


意味だけ見ると、1番は良い印象、2番は悪い印象なイメージがあります。 

けれど、この「わざわざ」は使い方を間違えると1番でも2番でも相手に良くない印象を与えてしまう言葉で、注意が必要です。 


 例えば、次の2つを比べてみましょう。 


 A「お忙しい中、わざわざお時間を取っていただき、ありがとうございます」 

 B「お忙しいのですから、わざわざお時間を取っていただかなくても構いません」 


似たような文章ですが、これを日本人が聞いた場合、一番はいい印象を受けるのに、2番は悪い印象を受けます。 これは印象の問題なので線引きがとても難しいです。

文脈や口調から判断するしかない言葉になりますが、このように感じるのが実情です。 


 ただ、見分けるポイントが一つだけあって、それは、「わざわざ~する(しない)」という形で入ってくる行為を考えることがあげられます。 

よい方は、相手が時間を掛けて私のために特別、何かをしてくれたことを強調します。 

悪い方は、する必要がないのに敢えてその行為をしたことを強調します。 

良い方の場合には「ありがとうございます」など、感謝の言葉が続き、悪い方は「~ない」のような否定の言葉が続くことが多いので、これを一つの判断基準に使ってみてください! 

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それでは、第73回目の配信はここまでとします! 

That’s all for today.If you have any comments,please post it on my blog. See you next time! bye!

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