こんなときのにほんご.7

第七回目は「失礼します」の使い方を紹介しました。

例えば、アルバイトの面接を受けるとき。面接官が待っている部屋に入る際、どんな言葉をかけますか?「失礼します」、出るときは「失礼しました」と言いなさい!というマニュアルを見たことがある人も多いかと思います。

これは、どんな意味を持っているのでしょうか。

失礼します、には色々な意味がありますが、大まかに言えば

「礼儀に欠ける行動ではありますが、あなたが管理している領域にお邪魔しますよ、すみません」

という前提のもとにある表現です。

そのため、部屋に入るときや、人の前を通るときに使うんですね。

日本にいるとよく聞くと思いますので、ぜひ慣れておいていただけたらと思います!


こんなときの日本語 第7回「失礼します」について(2020年5月24日(日)配信全文)


Hello! I’m Megumi. How are you today? I’m pretty good.

This Podcast tells you “how should you say this situation in Japanese?”.

Let’s learn with me.

こんにちは、めぐみです。お元気ですか〜?

 この配信では「こんな時日本語ではなんていうの?」という疑問に答えています。

 なるべく簡単なフレーズで、自然な日本語で伝えますので、

 参考にしてみてくださいね!

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第七回目は「失礼します」の使い方を紹介します。

例えば、日本に来て、アルバイトの面接を受けるときを想像してみてください。

部屋に入るときは「失礼します」、出るときは「失礼しました」と言いなさい!というマニュアルを見たことがある人も多いかと思います。

この、部屋に入るとき、出るときの表現は「礼儀に欠ける行動ではありますが、あなたが管理している部屋にお邪魔しますよ、すみません」という、謝罪の意味が含まれているのですが、今現在は、その意味が少し薄れていて、単なる「マニュアル通りの挨拶表現」という風になっています。

なので、例えば、日本に来て働きたい人のためのマニュアル、みたいなのを見ると、ドアをノックした後、相手から「どうぞ」と言われたら、「失礼します」と言って中に入る…という、一連の流れが書いてあるんじゃないかなぁと思います。

そんなこともあって、特に深く考えなくて良いです。

部屋に入るときは「失礼します」

出るときは、「失礼しました」(この時も、失礼します、を使っても良いです)

と覚えてしまうと良いかなぁと思います。

それでは、例文を読んでみます。

例文は二度繰り返します。

一度目はゆっくり、二度目は自然なスピードで読みます。

まずはゆっくりスピードです。

面接官「次の人どうぞ。」

あなた「(扉をあけて)失礼します。よろしくお願いします。」

面接官「はい。どうぞおかけになってください。」

あなた「ありがとうございます。失礼いたします。」(腰をかける)

〜〜面接〜〜

面接官「ご質問がなければ、本日の面接はこれで終わります。ありがとうございました。」

あなた「本日は貴重なお時間を割いていただき、ありがとうございました。失礼します。」

次に、自然なスピードです。

(繰り返し読む)

このように「失礼します」は、一つの会話でも何度も登場します。

お話ししたように、この表現は、「礼儀に欠ける行動でありますが」と言う意味を含んでいるため、人の前を通る時などに言う Excuse me と同じ表現、同じ意味で「失礼します」として使うこともできます。

そう言う時には「失礼、前通ります」とか「前を失礼します」とか声をかけてください。

大まかにはこの二つの意味で使われることが多いので、頭の中に、メモしておいてください。

なお、中には謝罪表現として利用するのはやめてください、という人もいたりするので、面倒ごとを避けるためにも、謝る時には「失礼しました」ではなくて「申し訳ありません」や「ごめんなさい」を使う方が良いかと思います。

ただこれは、相手によっても捉え方が変わりますので、「その方がいいのかなぁ〜」という程度で覚えていただければと思います。

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今日は「失礼します」の表現について話しました。

いかがでしたでしょうか?今回の配信はここまでです。

That’s all for today.

If you have any comments,please tell me about it.

See you again!!

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