こんなときのにほんご.20

第20回は「別に」の使い方を紹介しました。


本来「別に」は、「それとは他に」という意味で使われており

【これとは別に会費がかかります】というように使われます。


しかし最近の会話でよく使われる「別に」は他の意味を持っている場合があります。

それは「その表現がなくても意味が通じる」ものであり、なぜそれが入っているのか理解が難しい場面も多いため、説明してみようかなと思いました。


こんなときのにほんご.20「別に」について(2020/08/22配信 全文)


Hello Everyone! I’m Megumi. How are you doing today?

This time is 20th podcast!! Thanks for listening my Podcast!!

This Podcast tells you “how should you say this situation in Japanese?”and “What does Japanese word mean?”

Let’s keep studying Japanese with me.

こんにちは。めぐみです。このポッドキャストもついに20回目になりました!ありがとうございます!

この配信では「こんな時日本語ではなんていうの?」「この日本語の意味は何?」といった疑問に答えています。

なるべく簡単なフレーズで、自然な日本語で伝えるようにしていますので、引き続き勉強を頑張っていきましょう!

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第20回は「別に」の使い方を紹介します。

本来「別に」は、「それとは他に」という意味で使われています。

例えば【これとは別に会費がかかります】と言った用法です。

しかし、最近の会話でよく使われる「別に」は他の意味を持っている場合があります。それは「その表現がなくても意味が通じる」ものであり、なぜそれが入っているのか理解が難しい場面も多いため、説明しようと思いました。

さぁ、使い方の一例を、まずご紹介します。


1.別にここじゃなくても良くない?

2.別にそういうことじゃ…

3.いえ、別になんでも。


などです。

これらは、読み返せばわかるように


1.ここじゃなくても良くない?

2.そういうことじゃ…

3.いえ、なんでも。


という具合に、「別に」を省いても意味が通じる文章ですよね。

ではなぜ「別に」と入れてしまうのでしょうか。

多くの場合は、次のような意思を汲み取ってもらいたいときに使われているようです。

『取り立てていうほどではないが、軽く否定しておきたい』

そのため、ほとんどの場合は「否定の『ない』」を伴って利用します。

これを頭に入れて、先の例を見てみると、


1.別にここじゃなくても良くない

2.別にそういうことじゃ(ない)…

3.いえ、別になんでも(ないです)。


このようになります。

ただ、これらの文章のように『ない』は省略されがちです。

そのため、まずは『本来の意味である「それとは他に」の使い方ではない』と判断できるようになる、それを目標にしてみてくださいね。


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それでは第20回目の配信は、ここまでとします!!またぜひ聞いてくださいね!

That’s all for today.If you have any comments,please post it on my blog.

See you next time!bye!

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