こんなときのにほんご.41
第41回目は、「語尾で伝えるニュアンス」という話をしました。
日本語って、実際に会話を聞いてみると、語尾の種類がとても多いですよね。
教科書などに載っているのは「です」「ます」「でした」などかと思いますが、「〜ですね」「〜でしょ」「〜だし」等、様々な表現があります。
今回は「わかる」という言葉を元にして、いくつか例を見てみましたので、その差を感じ取ってもらえればと思います。
こんなときのにほんご.41 語尾で伝えるニュアンス
(2021/01/24配信全文)
Hello Everyone! I’m Megumi. How are you today?
This Podcast tells you “How should you say this situation in Japanese?”and “What does Japanese word mean?”
Let’s keep studying Japanese with me.
こんにちは。めぐみです。皆さんいかがお過ごしですか?
この配信では「こんな時日本語ではなんていうの?」「この日本語の意味は何?」といった疑問に答えています。なるべく簡単なフレーズで、自然な日本語で伝えるようにしていますので、引き続き勉強を頑張っていきましょう!
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第41回目は、「語尾で伝えるニュアンス」ということでお話していこうと思います。
日本語が他言語よりもわかりづらい点。
それを考えたとき、個人的には語尾の多さにあると考えています。
教科書などに載っているのは「です」「ます」「でした」などかと思いますが、現実の会話を見てみると、それよりも他の語尾のほうが多いと思います。
正確に言えば、これから説明するのは語尾ではなく、その後ろにつく言葉が省略されることにより発生している言葉の形式なんですが、細かい話をしていると難しいだけになってしまうので、この配信ではニュアンスだけをお伝えしようと思います。
今回は「わかる」という言葉を元にして、例を見てみましょう。
「わかる」という言葉を使うときに、どの様な表現をするかといえば
わかります
わかりました
わかってるってば
わかってるから
わかってるもん
わかってたし
ざっとこんな形があるでしょうか。
これらは全て「わかる」という行動を肯定する文です。
が、それぞれのセリフに込められた気持ちは若干異なります。
「わかります、わかりました」は事実として「理解した」ことを伝える表現です。
対して、「わかってるってば、わかってるから」は、「何度も言われなくてもすでに理解しています」という、若干イライラした気持ちがこもった表現です。
「もうわかった!」なんていう言い方もこの表現に当たります。
他に、「わかってるもん、わかってたし」は、成人した人はあまり使わない表現で、少しだけ子供っぽさが出てきます。「理解はしています。けれど、理解したとおりに物事を進められなかったんです」というときに、その事実を真っ向から受け入れられなかったり、結果として拗ねたりしたときに使われます。
どれも、意識して使い分けている人は少ないはずですが、大雑把にこのような気持ちが含まれていることを知っておくと便利かもしれません!
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それでは第41回目の配信はここまでとします!
That’s all for today.If you have any comments,please post it on my blog. See you next time! Bye!
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