こんなときのにほんご.55
最近、会話の途中でよく聴くようになった「まって!」との言葉。
普通に考えると、「待ってね」と言われた場合の意味は辞書に載っている、時間をください、と言う意味になるんですが、近頃の使われ方では少し異なるニュアンスが含まれる場合もあります。
こんなときのにほんご.55「まって!」と言われたら(2021/5/2 配信全文)
Hello Everyone! I’m Megumi. How’s going?
I'm off for a long vacation!!It's said that GW.I sleep a lot!
This Podcast tells you “how should you say this situation in Japanese?”and “What does Japanese word mean?” Let’s keep studying Japanese with me.
こんにちは。めぐみです。みなさんいかがお過ごしですか?
私は長期休暇!そう、ゴールデンウィークです!いっぱい寝るぞ~!!
この配信では「こんな時日本語ではなんていうの?」「この日本語の意味は何?」といった疑問に答えています。なるべく簡単なフレーズで、自然な日本語で伝えるようにしていますので、一緒に勉強を頑張っていきましょう!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
第55回目は「待って」という表現を見ていきます。
最近、会話の途中でよく聴くようになった「まって!」との言葉。 かくいう私もよく使います。
ですが、どんなニュアンスで使われているのかご存知ですか?
普通に考えると、「待ってね」と言われた場合の意味は辞書に載っている次の意味になります。
1 物事・人・時が来るのを予期し、願い望みながらそれまでの時間を過ごす。また用意して整える。
2 しようとする動作を途中でやめる。
3 相手の反応や態度がわかるまで静かに見守っている。
確かにこの意味もあるのですが、現代の若者的にはちょっとだけ違うニュアンスで使われていることも多いです。
それは、好きなものや人、キャラクターの衝撃的な情報を目の当たりにした際に思わずでる叫びです。
興奮すると人は言葉を失い、単純な言葉を繰り返すようになりますよね。
その一つがこの「まって」です。
たった一言ではありますが、たくさんのニュアンスがあるこの言葉。
湧き上がる衝動を抑えるので「少しの間待ってくれ!」といった興奮を抑える時間を欲するもの、「状況に思考が追いつくまで待って」といった頭の整理を必要とするもの、「私の妄想よお待ちなさい」と言った意味、などなど、実に様々。
ちなみに、その情報に対する驚きの度合いにより、その「まって」後に「尊い」、「無理」、「しんどい」などが続くこともあります。
少し調べてみたところ、他の国でも同じような状況で「Wait」というとのことで、興奮時に「まって」と叫んでしまうのは全世界共通のようですね! 感じることはみんな同じで面白いですね。
ーーー
それでは、第55回目の配信はここまでとします!
That’s all for today.If you have any comments,please post it on my blog. See you next time! bye!
0コメント