こんなときのにほんご 14

第14回目は「普通に」の使い方を紹介しました。

「普通に」という言葉を辞書で引いてみると、大まかに、こんな意味が書かれているかと思います。


(1)たいてい。通常。一般的に。

(2)俗に。とても。


これらの意味で使う時の例は次の通りです。


(1)普通に考えると。/普通の家庭に育った。

(2)この暑さは普通ではない。/これは普通ではない。


しかしながら、最近、もう一つ新しい使われ方が出てきたのを知っていますか?

例としては、こんな形の文章です。


(3)普通においしかったよ!/普通に難しいわ。


この使われ方をする場合、以下のような意味をとります。


(3)期待していた以上に。まぁまぁ。


前回お話しした「全然」と似ているようですが、若干意味が異なるので、実際の会話で使ってみて、ニュアンスの違いを体験してみてくださいね!


こんなときのにほんご.14「普通にすごい」って何?

(2020年7月12日(日)配信全文)


Hello Everyone! I’m Megumi. How are you going? I’m pretty good.

This Podcast tells you “how should you say this situation in Japanese?”and “What does Japanese word mean?”

Let’s learn with me.

こんにちは。めぐみです。お元気ですか?私は元気です。

この配信では「こんな時日本語ではなんていうの?」「この日本語の意味は何?」という疑問に答えています。

なるべく簡単で自然な日本語を伝えますので、参考にしてみてくださいね!

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第14回目は「普通に」の使い方を紹介します。

まず、「普通に」という言葉を辞書で引いてみましょう。

大まかに、こんな意味が書かれているかと思います。

(1)たいてい。通常。一般的に。

(2)俗に。とても。

これらの意味で使う時の例は次の通りです。

(1)普通に考えると。/普通の家庭に育った。

(2)この暑さは普通ではない。/これは普通ではない。

これに加えて、少し前からよく使われるようになった表現として

(3)期待していた以上に。まぁまぁ。

という意味で使われることがあります。

例としては、こんな形です。

(3)普通においしかったよ!/普通に難しいわ。

前回お話しした「全然」と似ているようですが、若干意味が異なりますね。

「全然」の意味は「否定の”ない”を伴って、あらゆる点から否定的な状態が認められること」でしたよね。

例えば「全然おいしい」は「全然(こんな味とは思っていなかったけど)おいしい」のように、語句が省略されていたのでした。

一方で、今回の「普通」は「普通に(=思っていた以上に)おいしい」という、肯定的な意味で捉えられると思ってください。

文章上での使い方は似ていても、ニュアンスが少し違ってくるので、使いこなすにはテクニックがいるかもしれませんが、ぜひ今回の配信を参考に、会話で使ってみてくださいね!

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それでは第十四回目の配信は、ここまでです!!

That’s all for today.If you have any comments,please post it on my blog.

See you next time!bye!!

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