こんなときのにほんご。13

第13回目は「全然!」の使い方を紹介しました。

「全然」という言葉を辞書で引くと、一番最初に「否定の”ない”を伴って、あらゆる点から否定的な状態が認められること」というような意味が出てくるかと思います。

しかし、現代の日本で、しかも会話で、そういった使い方をする人は、とても少なくなってきています。

では、会話で「全然」は、どのように使われるのでしょうか?


少し、例をみてみましょう。

①あの噂のお店のサンドイッチ、おいしかった? ー 全然おいしかったよ!

②この仕事、頼んでもいいかな? ー 全然大丈夫です。

③本当に大丈夫? ー 全然!

④ちょっといい? ー 全然良くない。

どうでしょう?

否定の「ない」を伴っているのは、④だけ。他のものはちょっと違いそうですね。

辞書では、他の用法として「最近は”非常に”や”とても”のような強調の意味で使われる」というのも載っていますが、これも当てはまらないような気がします。

私の考えでは、会話でこの使い方がされる場合

①「全然(噂で聞いたみたいに、まずいなんてことはない)おいしかったよ」

②「全然(問題ない)。大丈夫です。」

③「全然(気にしないから、大丈夫)」

のように、カッコ()部分が省略されているのではないかあと思っています。

参考にしてみてくださいね!


こんなときのにほんご。13「全然!」について(2020年7月5日(日)配信全文)


Hello Everyone! I’m Megumi. How is it going? Me? It’s going well !!

This Podcast tells you “how should you say this situation in Japanese?”.

Let’s learn with me.

こんにちは。めぐみです。お元気ですか?私は…もちろん、元気です!

この配信では「こんな時日本語ではなんていうの?」という疑問に答えています。

なるべく簡単なフレーズで、自然な日本語で伝えますので、参考にしてみてくださいね!

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第13回目は「全然!」の使い方を紹介します。

「全然」という言葉を辞書で引くと、一番最初に「否定の”ない”を伴って、あらゆる点から否定的な状態が認められること」というような意味が出てくるかと思います。しかし、現代の日本で、しかも会話で、そういった使い方をする人は、とても少なくなってきています。

では、会話で「全然」は、どのように使われるのでしょうか?

まずはイメージしやすいよう、よく聞く会話例をいくつか紹介してみましょう。

①あの噂のお店のサンドイッチ、おいしかった? ー 全然おいしかったよ!

②この仕事、頼んでもいいかな? ー 全然大丈夫です。

③本当に大丈夫? ー 全然!

④ちょっといい? ー 全然良くない。

これらの会話例を見ると、④は末尾に「ない」が付いていて、否定の意味が取れます。が、①〜③は「ない」を伴っていない、つまり「否定」の意味ではなさそうです。

また、辞書で説明される「最近は”非常に”や”とても”のような強調の意味で使われる」というのも当てはまらないような気がします。

そこで、私が考えた結果、会話でこの使い方がされる場合

①「全然(噂で聞いたみたいに、まずいなんてことはない)おいしかったよ」

②「全然(問題ない)。大丈夫です。」

③「全然(気にしないから、大丈夫)」

のように、カッコ()部分が省略されているのではないかあと思っています。

会話中での「全然」は、相手のセリフを受けての表現になります。なので、これもまた、空気を読む、会話の流れを読む、というテクニックが必要となります。

が、「省略されている」意識をもって臨むことで、少しわかりやすくなるのではないでしょうか?

ぜひ今回の配信を参考にしてみてくださいね!

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それでは第十三回目の配信は、ここまでです!!

That’s all for today.If you have any comments,please post it on my blog.

See you next time!

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