こんなときのにほんご.35
第35回目は、「いらっしゃいませ」の意味を考えました。
「いらっしゃいませー!」
日本でお店に入ると必ず聞く言葉ですよね。
挨拶の一つになっているので、日本人でも意味を考えたことがない人も多いかも!?
どんな風に成り立っている言葉なのか、ぜひ確認してみてくださいね!
こんなときのにほんご.35(2020/12/6配信全文)
「いらっしゃいませ」の意味
Hello Everyone! I’m Megumi. How’s going?
As it gets colder, I want to hibernate.
This Podcast tells you “How should you say this situation in Japanese?”and “What does Japanese word mean?”
Let’s keep studying Japanese with me.
こんにちは。めぐみです。皆さんいかがお過ごしですか?
寒くなるにつれて、冬眠したくなります・・・ブルブル。
この配信では「こんな時日本語ではなんていうの?」「この日本語の意味は何?」といった疑問に答えています。なるべく簡単なフレーズで、自然な日本語で伝えるようにしていますので、引き続き勉強を頑張っていきましょう!
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第35回目は、「いらっしゃいませ」の意味を見ていきます。
「いらっしゃいませー!」
日本でお店に入ると必ず聞く言葉ですよね。
挨拶の一つになっているので、意味を考えたことがない人も多いかと思いますが、今日はそんな日本語を説明します。
いらっしゃいませ、は、分解すると二つの言葉に分けられます。
前部分の「いらっしゃい」と後ろの「ませ」です。
前の部分は「いらっしゃる」の連用形「いらっしゃり」が音便化した「いらっしゃい」。この、「いらっしゃる」は「来る」「行く」「いる」の尊敬語として有名です。
そして後ろの部分は、丁寧の助動詞「ます」の命令形「ませ」です。ここは省略もできますので、「いらっしゃい!」と言われることもありますね。
ですので、直接的には「来たんですね!(ありがとうございます!)」という意味になります。
「いらっしゃい」は、もともと「こちらにいらっしゃい」などのように,聞き手が話し手の方に来るよう促す言葉でした。日本の昔の書物でも、演劇などに来てもらうよう呼びかける言葉として「いらっしゃいませ」とか「いらっしゃいまし」が用いられていたことがわかっています。
店員さんが自分の見える範囲にいなくても、「いらっしゃいませー!」の声が聞こえるだけで、お客、つまりあなたが来たことに気づいてもらえているんだなと安心できますよね。
海外ではお店に入ると、こちらも「hallo」などと声をかけるのが一般的ですが、日本ではお店の人から声をかけられることがほとんどです。そしてお客側はにっこりと微笑んだりお辞儀をしたりすることで意思表示をします。
考えてみれば、これも「おもてなし」の一環なのかもしれませんね。
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それでは第35回目の配信はここまでとします!
That’s all for today.If you have any comments,please post it on my blog. See you next time! And Look after yourself. bye!
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