こんなときのにほんご.66
第66回目は、「とりあえず」について見ていきました。
突然ですが、夏といえば、何を想像しますか?思い浮かべたものの一つに「ビアガーデン」なんていうものもあるのでは?
ビアガーデンでよく聞く「とりあえず生で!」という言葉。一体どんな意味なんでしょうか。
こんなときのにほんご.66 とりあえず生で!
(2021/7/17(日)配信全文)
Hello Everyone! I’m Megumi. How are you doing?
This Podcast tells you “how should you say this situation in Japanese?”and “What does Japanese word mean?” Let’s keep studying Japanese with me.
こんにちは。めぐみです。みなさまいかがお過ごしですか?
この配信では「こんな時日本語ではなんていうの?」「この日本語の意味は何?」といった疑問に答えています。なるべく簡単なフレーズで、自然な日本語で伝えるようにしていますので、一緒に勉強を頑張っていきましょう!
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第66回目は、「とりあえず」という言葉について見ていきます。
突然ですが、夏といえば、何を想像しますか?
日本でよく見るのは・・・ビアガーデン!もはや風物詩とも言えるかもしれません。
今はウイルスの影響でなかなか開くことはできませんが、そこではこんな言葉がよく聞かれました。
A「注文とりまーす!何飲みますか?」
B「とりあえずナマで!」
このときの「とりあえず」ってどんな意味なんでしょうか。
「とりあえず」は平安時代から、「たちどころに・すぐに」という意味で使われていましたが、これが時を経て「さしあたって」とか「間に合わせとして」とかの意味で使われるようになりました。
そのため、この二つの意味が入り混じってしまうことが、よくあります。
とりあえず生で!のときは、意味は、生ビールすぐに!でも、間に合わせとしてビールください!でも、あまり困ることはありません。
でも、次のような場合はどうでしょうか。
A「早くあの案件の企画書を出してくれ!」
B「あっ、それ、とりあえず、作りました」
この会話では、とりあえず、の意味が
①急いで ②間に合わせで
では、随分内容に違いが出ますよね。
①早く企画書出して! →急いで作りました!
②早く企画書出して! →間に合わせで(あまり考えないで)作りました!
②では、会話相手は適当に作られたのか!と怒ってしまうかもしれません。
よく聞く日本語ではありますが、使い勝手が難しいので、慣れるまでは使わないほうがよいかもしれません!
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それでは、第66回目の配信はここまでとします!
来週はお休みするので、再来週にお会いしましょう。
I'll skip this podcast next week. That’s all for today.
If you have any comments,please post it on my blog. See you in two weeks! bye!
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