こんなときのにほんご.67

第67回目は、「一時間弱」という表現について見てみました。 

 この場合の「弱」はどんな意味でしょうか。 一時間よりも短い時間?(50分くらい)、それとも一時間を超えたくらい?(70分)

一緒に考えてみてくださいね!



こんなときのにほんご.67「あと一時間弱で着く!」 (8/1配信)

Hello Everyone! I’m Megumi. How are you doing? 

I got heatstroke on leave….Everybody, please be careful of heat stroke. 

This Podcast tells you “how should you say this situation in Japanese?”and “What does Japanese word mean?” Let’s keep studying Japanese with me. 


こんにちは。めぐみです。みなさまいかがお過ごしですか?

このポッドキャストが休みの間、私は熱中症になっていました。皆さんも気をつけてくださいね。 

この配信では「こんな時日本語ではなんていうの?」「この日本語の意味は何?」といった疑問に答えています。なるべく簡単なフレーズで、自然な日本語で伝えるようにしていますので、一緒に勉強を頑張っていきましょう! 

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第67回目は、「一時間弱」という表現について見ていきます。 

まずは会話例を聞いてみてください。 

あなたはAさんと待ち合わせをしていましたが、時間になってもAさんの姿が見えません。電話をしたところ、なんと遅刻してくるんだとか。 


あなた「もう待ち合わせ時間なんだけどどうしたの?何かあった?」 

Aさん「本当ごめん!実は…寝坊しちゃったの!今家出たとこ!」 

あなた「ええ?!寝坊って…じゃああとどのくらいで着くの?」 

Aさん「えっとねー、あと一時間弱!」 

あなた「一時間弱!?そんなにかかるの?」 


この場合、Aさんはあと一時間よりも短い時間で着くのでしょうか? 

または、一時間を超えたくらいで着くのでしょうか? 


自分が待つ場合ならまだいいのですが、人に伝える時は、一時間よりも短い時間ーー50分くらいで到着するのか、それとも一時間を超えたくらいの70分かかるのかでだいぶ印象が違いますよね。

正しく伝えたいところです。 


そもそも一時間弱の「弱」はどういった意味を持つのでしょうか。 

辞書を引くと「よわいこと」という説明の次に、「数や量を表すことばにつけて、それより少ないことを表す」という説明が出ていることが多いです。 

このことから考えるに、「一時間弱」は「一時間よりやや少ない時間」を表す…すなわち、「50分くらい」と目安をつけるのが適切かな、とわかると思います。 


 日本人でも、「一時間弱」を「一時間と、ちょっと」と誤解している人もいますので、正しい意味をしっかり覚えて身につけましょう! 

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それでは、第67回目の配信はここまでとします! 

That’s all for today.If you have any comments,please post it on my blog. See you next time! bye!

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