2020.08.14 06:36map of the soul特典のthe notesの少し考察時系列はこんな感じ1.30/8/9 ホソク ホソクの過去。養護施設での花火の思い出。2.28/2/10 テヒョン テヒョンの過去。まだ学校に入る前の話のはずなので、時系列がこんがらがるけれど、この時すでにソクジンに遭遇している?ような記述がある。別人なのか、本人なのか・・・。3....
2020.08.14 06:301/2/22 ソクジン「もうすぐ着陸します。」という案内放送があった。窓の外は、まだ薄明るいくらいで、雲しか見えなかった。LAでの時間を思い返してみる。海があったのはよかった。そのほかに思い浮かぶものは、あまりなかった。飛行機が大きく旋回したと思えば、たちまち都市が目に入って来た。ソンジュに戻らされた...
2020.08.14 06:2930/9/12 ジョングク人が集まっているところに向かって歩いた。何かあったみたいだ。遊園地でもなく、学校でもない。そんな場所に人が押し寄せるなんて、本の中の出来事みたいだ。ざわつく声に、恐怖を感じた。「なにがあったのですか?」「どんなに生きても、怖いことはあるなぁ」誰かが通り様に言った。人の間をすり抜け...
2020.08.14 06:2920/8/17 ジミン晴れた日だった。空は青く、空気は程よく涼しかった。お母さんとお父さんと一緒に車に乗って出発した。車に乗って調子に乗った僕は、音楽を流し、後部座席の窓を開けて外に手を出した。黄色い銀杏の葉が、雨のように降り注いでいた。落ちてくる銀杏の葉を掴もうと、素早く手を動かしたけれど、全然成功...
2020.08.14 06:2824/7/22 テヒョンどのくらいそこに座ったままだったろうか。三階の廊下に、誰か歩いてくるのが見えた。距離がかなりあるので、顔は見えないが、痩せた身体の男と中年の女性のようだった。女の人は、廊下の手すりに両腕をひっかけて、公園の方を見下ろして、それからタバコに火をつけた。ライターの炎がキラキラと輝いて...
2020.08.14 06:2730/8/9 ホソク目を擦りながら起き上がった。養護施設の兄さんたちが、静かについて来なよ!、ジェスチャーをするのが見えた。実際は、もう少し寝ていたかったけれど、そのまま兄さんたちの言う通りについて行く。こそこそと部屋を抜け出して、廊下を通り過ぎた。あたりは真っ暗だ。何か指示されていたっけ、と、考え...
2020.08.14 06:2621/5/15 ナムジュンこそこそと玄関に入った。ドアノブをしっかりと掴み、慎重に回して辺りを伺う。誰の声も聞こえない。顔を入れて見回したが、家の中は真っ暗だった。一歩中へ入った。「お母さん」呼んでみたが、返事はなかった。灯りをつけようとして、もう一度辺りを見回した。今は21時過ぎだ。家に誰もいないはずは...
2020.08.14 06:262/8/22 ユンギソクジン兄さんから音楽のファイルを受け取り、席についた。"俺たちの教室"で手に入れた楽譜をくまなく調べると、あるページの余白に、文が書かれていた。『一緒なら笑うことができる』俺の字ではなかった。遠い昔を思い出す。霧で一杯の日だった。たまたま会ったソクジン兄さんと二人で、運動場を横...
2020.08.14 06:253/8/22 ジョングク「殺してないのか?」突然、誰かが叫ぶ声がして、考えごとからハッと意識を戻した。スクリーンでは、シューティングゲームが繰り広げられていた。ヘッドフォンから、チームのメンバーが叫ぶ声が聞こえてきた。僕はすぐにマウスを掴んで、気が狂ったように銃を打った。銃を向けた相手は、空気の抜けた人...
2020.08.14 06:2513/6/22 ジョングク夢を見た。空中に浮いたまま、病室を見下ろしていたら、病室のベッドに、別の自分が横になっていた。ベッドにいる僕は寝ているようだった。どんな夢を見ているのだろう。閉じた瞼の奥で、瞳が断続的に動いていたが、そうしていると思えば、なんの兆しもなく、パッと目を覚ました。その瞬間、目が合った...
2020.08.14 06:2528/2/10 テヒョンスーパーの前に、誰かがしゃがんで座っていた。初めに見たときは兄さんだと思った。東の方には朝焼けが見えた。少し目があって驚いたために、前に向き直ってそのまま歩きはじめた。路地に身を隠して辺りを見回す。誰だ?ポケットに手を入れ、ハムトーストを入れたビニール袋に触れてみた。チェッ。母さ...
2020.08.14 06:2423/7/22 テヒョン"俺たちの教室"の真ん中に進んでゆく。携帯電話のフラッシュライトで照らせば、古い机と、グルグル巻きのプラカードがあった。誰も出入りしなくなった教室は、さらに古くなっていた。周囲を見回す。ここで何があったのだろうか。ジミンは少し離れた所で、壁の前にしゃがんだ。ユンギ兄さんは、ピアノ...